今回は
オリジナルブランドの商品作りの
始め方についてお伝えいたします。

これからアパレルブランドの
オリジナル商品作りをすすめようと
お考えの方に少しでも参考になるように
記しました

では早速
いまは仕入れ商品でセレクトショップを
運営されている方が仕入れ商品から
オリジナル商品ブランドに移行する際の
注意点やポイントをお伝えします

　　　

【オリジナル商品作りはリスクがある】

オリジナル商品を作ることは
商品作りに時間がかかり
量産数が少ないと
製品原価が高くなります。

海外の卸サイトの商品は数千枚、
1万枚以上など作っている。
そんな商品と値段をあわせることは
相当難しい。

そして製品量産には
ミニマムがあるので
在庫が増える。

時間と費用と在庫の問題が
どうしても生まれます。

それでも
【商品つくりを行いたい理由がある】

たとえば

仕入れ先をマークされるなど
セレクトしている商品のバッティングが
目立ってきたとき
競合のブランド、お店がふえてきたとき。

リピーターやファンからの要望で
オリジナル商品が必要としていると
感じられるとき。

製品の品質を上げたいとき。

こういった理由でオリジナル商品を
作りはじめる方が多いです。

【商品作りをどのように進めるか】

どのような商品を
生産進行していくか決める。

アパレル製品は様々なお店で
いろいろな商品が販売されております。
どのような製品でも生産の条件さえ
クリアできれば作ることが
できるものばかりです。

生地も形も好きなデザインで
つくることができます。

 　　

 　　

【商品作りを進める】

デザインが決まったら
オリジナル商品の生産をする
取引先の選定。

商品作りの知識がないのであれば
OEM業者への依頼がベストです。

海外のOEM会社もありますが
まずは国内のOEMの会社が
望ましいかと思います。

OEM業者には大きくわけると
①工場

②企画会社

③メーカー

④素材メーカー

①工場型は自社工場をもって
得意な製品を主につくる。

②企画会社
協力工場で様々なデザインの
商品作りをする。

③メーカー
自社ブランドや商品を持ち
別注などで作ってくれる。

④素材型は自社でリスクを
負っている生地で製品を作る。

作りたい進めたい企画によって
それぞれと取引すると
商品の幅も広がり
大手企業のブランドのような
商品構成が叶います。

OEM業者は作りたい商品を
作れるように商品作りを
段取りしてくれる。

材料手配から指示書作成、
型紙作成、サンプル作成、
生産工場管理、納品まで
条件次第ではございますが
行ってくれます。

取引を進めたいOEM会社が見つかったら

【見積もりをとる】

デザイン、サイズ、数量、
希望の素材感を伝えます。

おおよそのお値段を提示してくれる
ところが多いと思います。

参考商品や型紙などがあれば
より詳しく費用感がでます。
デザインについての情報は
多いほうが良いです。

デザインを細部まで伝えることが
できないのであれば、
近いデザインの製品を
イメージ画像として伝えれば
おおよそのお値段は
教えてもらえるかと思います。

あとはOEM業者の進行の
流れにそってすすめていけば
商品作りは進みます。

出来上がった商品は
自分で好きな値段をつけて
問題なしです。

いくらで販売するかなんて
OEMの会社にとっては
正直あまり関係ないです

 　　

【オリジナル商品デザインについて】

今まで私も多くのブランドさんの商品を
作ってきましたが
差別化できる企画をすることが必要です。

トレンドな商品も自分のブランド感が
だせるような素材使いや
仕様を加えるなど
デザインをまとめていくにあたって
自分の店や顧客をよく知ることが
重要です。

お客様の声やアンケートなどをとってみる。
SNSで直接聞いてみる。
ライブで聞いてみる。

アンケートやライブは商品つくりに
ファンを巻き込むことができるので
ファンが盛り上げてくれることもあります。

ファンの人はブランドのオーナーさんと
接するチャンスなので、喜ぶというような
いい流れも生まれます。

それから100％オリジナル商品で
商品展開するのは企業ブランドでも
かなり難しいです。

企業ブランドさんも卸の商品を利用したり
メーカーの企画に相乗りしたりして
商品を手配しています。

企画を増やしていくことが大事です。

【デザインについてのヒント】

自分のショップでいままで
仕入れしてきた商品で売れ続けて、
かつリピート要望が多いものを見極めて
その商品をアレンジし
定番で売り続けることが
できるものからトライする

または

見せ筋、独自性のあるもの。
一番簡単なのは
プリントやロゴものの商品など。
オリジナルのプリント生地も
作りやすくなっているので
グラフィックデータが
作れるのであれば
トライするのも面白いです。

オリジナルプリントの生地は
全面に使うと製品のコストは
高くなってしまうのでパーツで
使うなどコストに影響が少ないように
使うなどデザインを考えるのも大事です。

他には
ポケットに変化をくわえたり
袖の一部分を切りかえるとか
パンツのベルト部分や
ベルト裏とか
袖フリル部分などにも使ったりなど

費用感をおさえたかったら
カットソーの製品から作るなど。

その他
機能素材を使ったり
メリット性があるもの
アイデアもの
２way前後で着れるものは多いので　
上下どちらかから着ることができるもの

等々。

【オリジナル商品作りの喜び】

「オリジナル商品を作ってよかった！」
という声は非常に多いです

独自性がある商品は
自信をもってつたえられる

ファンの方には限定感があって
かなりうれしい商品

価格競争から一歩抜ける

DESIGNLAB.にも
オリジナル商品つくりを
はじめたお客様から
喜びの声はたくさんとどいております

お客様の声　抜粋

『出来上がったものを見て、
自信を感じられたことが
何よりの証拠だと思います。
分からないことは丁寧に
教えて頂けますし、
素人目には気付かない所を
指摘して下さったり、
経験が豊富だからこそ

「この場合にはこのように
している方が多いですよ。」
などのアドバイスも頂けて、
勉強になる事ばかりでした。

担当の方の対応が本当に良くて、
感謝ばかりでした。
ただ受け身だけじゃなく、
(作ろうとしている)お洋服について
ちゃんと考えて関わって下さって
いるのだなあと強く思いました。
また、最初に送った
（自分で描いた）デザイン画と
本当に同じ理想な物が出来た！
ということに純粋に
驚きと嬉しさを感じました。』

『どう動けばいいかわからずに
いましたが、生地のサンプルを
送っていただき、付属品の選定、
業者への取次と、
こちらの指示だけでやって頂けたので
助かりました。
説明が明瞭なのが良かったです。
物づくりの難しい点を
全て引き受けて下さった点も
よかったです。

自分でやろうと思っても
できないと思います。
自分の思い描いていたものが、
改善も加えて形になっていく
過程が楽しかったです』