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念願のポップアップSHOP出店で品質報告書の提出を求められたら!?

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こんにちは
オリジナル商品作りやブランド作りの
お手伝いを行っております
DESIGNLAB.です。

 

デザインラボをご利用されている
お客さまの中では
店舗運営が大きくなってくると
百貨店やファッションビルなどで
ポップアップショップを出店したり、
期間限定でセレクトショップの
コーナー展開を行ったり、
コラボ商品を作られる場合があり

そのようなときに
出店スペースを管理している
百貨店やファッションビルの責任者の方から
商品の品質について、書類の提出などを
求められることがあります。

 

よくお問い合わせがある中で

品質検査報告書

製品検査報告書

有害物質の使用をしていないこと

を証明する書類

 

DESIGNLA.のお客様からも度々

「今度ポップアップショップの出店が
決まったのですが、担当者の方から
製品の品質を保証する様な書類を提出
してくださいと言われて、
何のことだか分からないのですが
どうすればよいですか?」

とお問い合わせをいただくことがあります。

 

はじめてのことですと、当然ながら
手配の方法もわからないと思います。

 

今回はその中で
生地の品質検査表
の内容についてお伝えしていきます

 

品質検査報告書
実際の報告書です
生地の堅牢度を検査したものなので
記載されている箇所は一部です。

今回は何を調べたかというと

耐光

生地を紫外線にあてて、生地が日焼けして
変色するかどうかを調べるものです。

洗濯

生地を市販の洗剤で洗濯して、生地の色が
落ちたり水を汚したり、にじんだり
しないかを確認します。

汗によって生地の色が落ちたり
しないか確認します。
酸性、アルカリ性の汗に対して調べます。

摩擦

生地をこすって色がおちてしまわないか
確認します。
乾いた状態、湿った状態で調べます。

ドライクリーニング

ドライクリーニングに出したときに
生地の色が落ちたりしないか確認します。
洗濯の内容と一緒です。

 

 

 

生地検査の結果を見て生地の特性を考える

世の中で販売されている製品すべてが
この検査をしているわけではありませんが
販売後の品質が気になる方は
生地の検査をおすすめします。

百貨店で展開する商品や大手企業さんへ
納品する場合など必要になることがあります

参考までに
企業ブランドさんでは、この生地検査を
必ずする会社さんと
しない会社さんと様々です。

 

検査機関であるカケンテストセンターの
ホームページに詳しく記載があります

https://www.kaken.or.jp/order/viewreport

生地の検査は

検査を行うとそれぞれの項目に
1‐5の数字で3-4などの半階級もあるので
9段階の基準に評価されます

 

 

基準の数値に関しまして

検査機関が出す平均的な基準があります
この数値が絶対条件
というわけでもありません。
お店によっては高い基準の店もあれば
低い基準の店もあります。

この数値を知ってから、作り方や、
生地の使い方、仕様の変更、
製品の取り扱い方などを決めることもあり
大手のアパレル企業さんは
生地検査の結果に基づいて、品質表示の
取り扱い方法の内容を決定する場合が
ほとんどです。

 

ちなみに、先ほどの検査表の生地は
「耐光」の部分で基準を下回っています。

長時間の紫外線で変色する可能性が高いです
そのため、取り扱いは洗濯の際は陰干し
また光にあたらないように保管してもらう
など洗濯ラベルや下げ札に記載して
製品化するなどの方法をとります。

 

そして堅牢度の中で注目されている項目

特に洗濯や摩擦

の項目の数字は気にする点です。

商品購入後の消費者の方からのクレームは
「色落ち」のクレームが多いからです

洋服を着ているとき一定時間、摩擦状態が
続いたときに色がべつのものに
移ってしまう度合。

摩擦の点数が悪い生地は
ちょっと厄介な問題が起こります。

 

たとえば、
白のソファーに濃いデニムのパンツで
座り続けていたら青くなったり、
また白の洋服にバッグの色が移ったり
してしまうような状況です。

生地検査をすることによって、
上のような事故がおきるまえに
商品化の前に注意をすることが可能です

 

摩擦に関してもう少し加えますと

表の点数は
一般的な基準になっているものですが

乾いた状態で3-4が合格ライン
湿った状態で2が合格ラインです

また〈3〉の数字はデニムやコーデュロイ他、
起毛タイプの生地の基準点

湿った状態では〈1-2〉が基準点です

 

実際に湿った状態の2点では
どのくらいの色落ちまで
基準としているかというと
下のグレーの表で確認していくのですが
生地の色落ちはするものとなってますので
色落ちは起こるものとされています。
(色落ちに注意の表記は多くの製品に
ついているのではと思います。)

( これは極端な写真。自宅でのお洗濯は濃色、淡色分けましょう(;’∀’) )

色が落ちやすい生地に関しては、
淡色のものと洗濯することをさけ、
淡い色の衣類やバッグなどの合わせての
使用も避けてもらうような
注意書きを記載して対応します。

 

 

不合格の悪い生地は使うことができない?

 

そんなことはございません。

生地の特性と考えて仕様を改善したり
取り扱い方法を説明したりして
製品化されています。

 

また生地の品質を上げたいという場合でも
生地によっては
改善ができるものもあります。

どうしても今在庫で持っている生地を
使わなければならないときは
費用はかかりますが、生地を様々な方法で
再加工して状態を改善できる
方法もあります。

 

 

今回取り上げた「生地検査」以外にも
製品の状態で検査を行う「製品検査」などや
既成の生地の品質をUPさせる様々な
後加工なども存在します。

とはいえ未経験の方には
なかなか難しい内容かと思いますので
DESIGNLAB.では生地等の検査の代行も
ご希望があれば行いますので

ご安心ください。

 

参考URL
https://www.kaken.or.jp/

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