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オンラインショップの落とし穴? からの脱出! オリジナル商品をよりよく見せるワザ!

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オンラインショップの落とし穴?からの脱出!
オリジナル商品をよりよく見せるワザ!

 

先日、DESIGNLAB.のオリジナル商品つくりの
リピーター様からご相談をいただきました。

「自分で作ってる商品が企業ブランドさんの
店頭の商品より劣って見える…。」

むーん。。。
そのお客様は元々とても生地にこだわりのある方で
毎度選ばれている生地も良いお値段の生地です。

リピートしてお作りしている商品の縫製も
難易度でいえばそこまで難しい商品ではない。
縫製をお願いしている縫製工場さんも、
日本国内で名前が知られている
企業ブランドさんの商品を縫っている工場。

むーん。。。
実は以前から少し気にはなっていて
早くお伝えすべきだったなと反省したのですが…

原因の一つとして

『しわ』なのではないかと考えられます。

 

 

突然ですが…

高く見えるのはどちらでしょう?

ちょっと難しいですかね?

よくよく写真を見てください
ブラウスはしわくちゃ、パンツはしわがなく
写真だけで判断すると
パンツの方が上質に見えています。

正解は…
ブラウスは2万円台
パンツは2千円台

 

『しわ』の差です!

 

しわしわな商品は安っぽく見えてしまいます

逆を言うと
アイロンするだけで、商品の見栄えも上がります!

高見えってやつです。

 

先ほどのしわくちゃブラウスに
スチームを当ててしわを伸ばしましてみました

左:スチーム仕上げ前 右:スチーム仕上げ後

 

一方のパンツも、スチームをかける前はしわしわ

左:スチーム前 右:スチーム仕上げ後 パンツもスチーム前はしわが目立ってました。

 

 

企業ブランドさんの商品を納品する際は
布帛(伸びない生地)の商品は
プレスアイロン仕上げをして
ハンガーにかけてお店に納品
します。

実店舗を持っている企業ブランドさんは、
商品が工場から納品される際に
そのまま
店頭に出せる状態=プレスをかけた状態で
ハンガー納品を希望されます。

ある程度の価格帯のブランドさんの店頭で、
商品を見てしわがついている商品はあまり
見かけ
ません(セール時期は除きますが。)

もう一方で、
通常オンラインショップのブランドさんは
ハンガーにかけての納品は嫌がられます。
(むしろうっかりハンガー納品してしまうと
再納品になることも。。。泣)

なぜならば、オンラインショップで売れたときに
ハンガーがついていると、
その分荷物にしたときに
ボリュームが出てしまい、
お客様に発送するのに
送料が高くなってしまうからです。

DESIGNLAB.では基本的にはオンラインショップの
オーナー様向けに商品を
おつくりしていたので、
商品はたたんでの納品をしておりました。

もちろん、くちゃくちゃに丸めた状態で納品
ということはなく、
きれいにたたんで1枚1枚ビニールに入れた状態で
納品しているのですが、

天然素材を使って作られている商品は
特にしわになりやすく、

さらにビッグシルエットの場合面積が大きいので
非常にしわが目立ってしまうのが現実で
す。

ご相談いただいたお客様も天然繊維をよく
ご使用されていたのです。。。

 

商品の『しわ』

大手企業ブランドさんとの差、劣って見えてしまう
大きな原因の一つだと考えられます。

 

 

「プレスは商品を生き返らせる」

 

よく言われているアパレル格言です。

 

シルエットや洋服のパターンの良さは、
プレスをすることによって引き出されます。

安価なクリーニングでの仕上げと違うのは、
しわを平らにのばすというよりは

立体的に仕上げる作業することです。

 

ということで
しわに対しての改善策としましては
たたんでの納品をやめて、ハンガーにかけてプレス
仕上げをして納品することだと思いますが…

ただ

デメリットもそこにはあります。

・ハンガー+プレスの費用が別途かかります
・ハンガー専用のドレスパック、ドレスカバーも必要
・商品を保管する為ハンガー用のラックが必要
・段ボール代も必要になり袋より送料が上がります。

商品を購入された お客さま宛てに出荷する場合、
段ボールにふわっとせめて二つ折りの状態での納品が
ベストだと思います。

 

追加でかかる費用を抑えるには、
デザインラボからタタミの状態で
届いた商品を、
自分でアイロンかけをしてお客様に発送する。
又は
お客様にもたたんで納品して、納品の際に
アイロンかけを推奨する手紙を入れるな
ど…

 

そして
そんなときあったら役立ちそうな便利グッズ
探してみました♪

コートは無理ですが、このような段ボールに
挟むのもアリですね。
参考:ペッタンコダンボール

きれいにたためない人向けにこんなボードもあります

参考:折りたたみシート

ドレスカバー、ドレスパックはこちら
参考:ドレスパックその1
参考:レスパックその2

 

しわ対策が必要なのは
お客様への商品配送の時だけではありません!


オンラインショップの商品撮影の際やリアル店舗
イベント時にはしわを伸ばしてから撮影
する。

その準備の際にスチームハンガーを
利用されてもいいかと思います。

参考:スチームハンガー

ポップアップショップなど店頭で電源を使える
ところは利用できる確認したほうがいいです。

一万円以下でも、結構使えるものがあります。

 

 

そして…じつは
プレス仕上げ以外にも
商品をよりよく見せる方法はあります!

 

商品の企画段階から解決する方法です

素材や加工でカバーする!

まずは素材について

綿や麻などの天然素材はしわになりやすく
しわも取れにくいです。
ポリエステルやナイロン、ポリウレタン混などの
合成繊維はしわになりにくいわけで
はないですが
しわは取れやすいのでハンガーにかけて数日で
しわが目立たなくなります。

そのために、商品を作られる際に合繊の混率が
多いものに変えるという方法もありま
す。

ただブランドイメージもあると思うので、
どうしても天然素材が良く、
なお
かつたたみ納品でも影響が出ない方法は

 

「加工」です。
・製品洗い加工(洗濯済の風合い)
・しわ加工(最初からしわしわ)
・ダメージ加工(古着のように擦り切れ傷を入れる)
・ランダムプリーツ(規則正しいプリーツは×)加工

などなど。
初めから着古したような風合いの加工を入れてしまう
というのも方法のひとつか
もしれません。
ただし加工は費用がかかりますので、
価値と加工が合うかどうかです。

 

冒頭でお話ししたこのリピーターのお客様

しわ問題を解消することご自身の商品に自信を
もって頂けると良いのですが・・

 

 

 


そして、これは追伸的な内容ですが
これもあるのではないのかなと…

 

デザイナーあるある

「自分で作ったものはよく見えなくなってしまう」

これはなかなか解決のしようがないですが
自分で作ったものはよく見えなくなってしまうこと
があります。
自分で作った料理がそんなにおいしく感じない
感覚と似ています。

解決策としてはしばらくご自身で作られた服を
「着ない、見ない」ことです。

少し時間を空けてから見てみると冷静に
良い点悪い点が見えてきます。

どうにもいまいちと思っていた服も
「やっぱりここの部分良いな」など
売り文句を新たに
発見できることもあるかもしれません。

 

今回ご相談いただけたことで
今後は気になったことはおせっかいと思われても
どんどんお伝えしていこうと思いました🔥

 

~ DESIGNLAB.で出来ること ~

 

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