デザインラボへお問い合わせやご依頼を
いただくお客様の中には、
商品作りとあわせて起業や法人化などの
ご相談をうけることがあります。
個人が会社を設立するために、
「まず何から始めればいいいでしょうか」
このような質問されることもあり
サポートサービスの中で、
ご相談などうけております。
前回の内容と合わせて簡単な流れや
設立する際のちょっとした気づきなども
入れておりますので
参考のひとつに
していただければと思います。
会社を設立するまでの簡単な流れについて
前回資本金までの内容をお伝えしました。
資本金について大切な情報がありましたので
◆資本金の金額について
資本金の金額によって、
会社が納付する税金の金額が変わってきます。
資本金が1000万円をこえると
地方税の均等割や消費税の
納付時期が変わります。
1000万円を超えなければ、
地方税の均等割りは70000円の支払いになり
超えると18万円になります。
消費税に関しては1000万未満であれば
2年は納付を行わなくてよい
優遇措置もあります。
資本金の金額の大きさに正解はなく
ご自身の今後の予定などに合わせて
金額は考えたほうが良いです。
資本金は登記する業種によって
大きな金額がないと設立できないことも
ありますので調べてから
資本金を用意しましょう。
◆登記のための手数料を用意する
株式会社の場合
定款作成~登記まで25万円程度必要です。
最近増えてきている合同会社の場合
約10万円程度で設立できます
役職に取締役の設置がないので
代表社員という肩書になります。
余談ですがgoogleやAmazonは合同会社です。
参考までに会社の設立の便利なサービスに
https://biz.moneyforward.com/establish/
このようなサービスもあり、
最近は便利になってきていますね。
設立費用が少なくすみ、
入力していけば自分でもスムースに
できそうなので利用するのも一つの
選択だと思います
◆印鑑を用意する
会社の印鑑を用意する。
代表印と銀行印と角印の
3点セットが便利です。
設立当初はたくさん押す機会が多いです。
割れたり削れたりしないように
印鑑は硬めの材質をおすすめします。
◆定款を作る
手数料を支払って承認してもらう。
定款とは会社の法律のようなものです。
インターネット上にテンプレートも
落ちていますので、ご自身なりに
アレンジして作製することもできます。
定款も電子認証で申請すればコストはさらに
抑えられます。
自分で認証をとるには公証役場へ行きます。
公証役場は会社の設立や、契約書などで
何かの縛りを作りたいとき以外は
利用する機会がない場所ですね。
少々仰々しいですが、気が引き締まる
気持ちにはなります。
定款の承認時に
誤字脱字があると、行ったり来たりと
することがあるので提出には注意が必要です。
◆法務局で登記する
定款ができたら法務局申請です。
実はこの法務局では
設立などの相談もできます。
設立を考えていることを法務局で
相談するのもひとつの方法です。
どんな手続きが必要かなど、親切、丁寧に
教えてもらえます。
調べてどうしても困ったときは
相談してみるのもよいでしょう。
登記ができた後は
登記謄本や印鑑証明をとって
事業開始や給与支払いの申請書、
税金を支払う申請などを行います。
登記する際の申請書はダウンロードできます。
テンプレートも用意されています。
登記申請するまでに書類を用意していきます
選択して決めることが多いです。
社会勉強にもなり、責任感の感情も
増していくこともあります。
自分ですべて手続きしてみるのも
おもしろいかと思います。
登記できたときは達成感があります。
早ければ2週間程度で登記までできます。
◆金融機関の口座を用意する
金融機関の口座ですが、業種や規模によって
銀行は選んだほうがいいです。
なんとなく都市銀を選択しがちですが、
会社として行う事業によって
金融機関を選んでみるのもよいかと思います。
以前はATMのたくさんあったので
市銀がよいと思いましたが
いまはネットバンキングが利用しやすい
金融機関がいいのではと思います。
信用金庫や地方銀行は地域に根ざしている
傾向があり、小規模のビジネスの方に
優しいです。
事業が順調、大きくなれば設立後に
取引する金融機関を増やしたり、
変えたりすることもできるものですので
時間のある方はいろいろな金融機関について
調べて選んでみるのもよいかと思います。
金融機関も会社としては取引先の
ひとつになります。
口座ができれば
お客様から入金や支払いなどに利用できます。
この口座のお金は会社のお金になります。
会社のため使うお金になります。
しっかり管理していきましょう。
◆最後に
法人化のメリットです
・社会的にも信用がつく
・税務上でも優遇される
・公共性が増す
などでしょうか。
売上が順調な個人事業主の方や
副業などを事業化したい方など
今後のステップとしてひとつの
参考にしていただければと思います。
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