アパレルOEMを検討する際、
最初に迷うのが
「国内と海外、
どちらで作るべきか?」
という判断です。
結論から言えば:
●50〜100枚 → 韓国 or 国内
●100〜300枚 → 韓国が最適
中国納期次第
●300〜1000枚 → 韓国 or 中国
(コスト納期次第)
●1000枚以上 → 中国一択
ただし、この判断には
「納期・品質基準・継続性」
という3つの変数が絡むため、
単純なロット数だけでは決められません。
こんにちは、
DESIGNLAB.(デザインラボ)です。

私たちは、
アパレルのOEM生産やODM、
生産ディレクションを含む
オリジナル商品作りの
トータルサポートのほか
韓国生地の仕入れ代行を行う
韓国生地しいれぺんぎんでりばり~
を運営しています。
アパレルOEMの現場から見てきた
オリジナル商品作りの情報を届けします。
この記事では、
実際のOEM現場の視点から
国内・韓国・中国の
“リアルな違い”を解説します。
国内OEMの特徴|
小ロットは可能だが
“時間がかかりやすい”
のが現実

■ 小ロットは50〜100枚
が一般的な基準
国内の縫製工場は、
生産キャパシティが限られるため、
小ロットは50〜100枚が
現実的なラインです。
■ サンプル〜量産まで時間がかかる
国内生産は工程が細分化されており、
刺繍・プリントなどが
一気通貫で進まないため、
全体の進行に時間がかかりがちです。
サンプル制作も1型ずつ丁寧に進めるため、
順番待ちが起きやすく、
急ぎの案件には不向きな場合があります。
■ シンプルなアイテムでも
200枚以上あると納期が安定
200枚以上の案件は
工場側がスケジュールを組みやすく、
納期が安定しやすくなります。
これは国内工場が毎月の
「水揚げ(安定したロット)」
を重視しているためです。
国内生産のみで進めているブランドや
企業の仕事であれば、
国内生地メーカーや工場も
最短スケジュールで動くことは
もちろんあります。
しかし多くの場合は
順番待ちを覚悟して進めたほうが良いです。
■ 生地の在庫問題が発生しやすい
国内生地は在庫が無い場合、
次の上がりまで2ヶ月以上待つケースも
珍しくありません。
生地メーカーも最小ロットがあるため、
小ロットブランドには
在庫生地での対応が基本になります。
■ 継続発注のあるブランドは
優遇されやすい
工場は年間スケジュールで
動いているため、
継続的に依頼がある企業は
納期調整の融通が利きやすいです。
単発の案件よりも
継続して商品作りを行う企業ブランドには
圧倒的に対応がスムーズになります。
韓国OEMの特徴|
小ロットに最も強く
“スピード”が武器

■ 小口対応がしやすく、
日本より融通がきく
韓国はソウル市内に
小〜中規模の工場が多く、
小ロット生産に柔軟です。
100枚以下の案件でも、
嫌な顔をされずに対応してもらえる
ケースが多いのが特徴です。
■ 生地・付属を市場で
即日調達できる
韓国最大の強みは、
市場で生地・付属をその日に買い付け
→即工場に届けられる点。
東大門市場を中心に、
生地から副資材まで
何でも揃う環境があるため、
サンプル・量産が早く進む
傾向があります。
■ 加工(プリント・刺繍)も
近距離で回せる
工場・市場・加工業者が
地理的に近いため、
1つの案件を短期間で完結できます。
これが韓国OEMの「スピード感」を
生み出している理由です。
■ 大手グローバル企業の製品も
請け負うOEM企業が存在
韓国は生地の品質面でも安定しており、
欧米大手アパレルブランドの生産も
多い国です。
日本の大手アパレルブランドが
韓国工場を使うケースも
珍しくありません。
中国OEMの特徴|
大量生産で真価を発揮。
小ロットも可能だが
本領は1000枚以上

■ 小ロット100枚は対応可能。
ただし「市場生地」のリスクに注意
中国でも100枚ロットは対応可能ですが、
小ロットの場合は
**「市場生地」を使うケースが多く、
品質のムラが出やすい**
という現実があります。
工場が本来求めているのは
1000枚以上の量産案件。
小ロットは利益が薄いため、
対応の柔軟性は
工場ごとに大きく異なります。
3000枚がミニマムの工場も
多く存在します。
■ 1000枚以上の量産で圧倒的な強みを発揮
大量生産になると:
・生地を専用に織るため品質が安定
・単価が大幅に下がる
・ロス率が減る
・仕上がりのバラツキが少ない
これが、
企業ブランドの利益率が
最も高くなる背景です。
■ 原材料の豊富さが価格安定の理由
中国は糸・生地・付属などを
国内で大量生産しており、
価格変動が少なく、コストが読みやすい
のが特徴です。
為替リスクはありますが、
原材料調達の安定性では
世界トップクラスです。
■ 物流面は韓国ほど速くない
国土が広く、工場・市場・付属屋が
地理的に離れているため、
材料調達や物流で時間がかかるケース
があります。
韓国のような即日調達は難しい状況です。
■ 生産設備が大規模で
“機動力が高い”
縫製設備・ライン数・人員などが
日本や韓国とは桁違いのため、
大量生産で特に能力を発揮します。
複数ラインを同時稼働できる工場も多く、
納期の短縮も量産時には可能です。
■ 工場レベルの差が大きい
(貿易向け/内需向け)
中国は
「外貨を稼ぐ輸出向け工場」と
「内需向け工場」で
品質が大きく異なります。
アリババ経由での直接取引も可能ですが、
貿易知識と品質管理経験がないと
失敗リスクが高いです。
経験のあるOEM会社を通すことを
強く推奨します。
国内・韓国・中国の比較まとめ
(コスト・品質・スピード)

| 項目 | 国内 | 韓国 | 中国 |
|---|---|---|---|
| 小ロット適性 | △(50〜100枚) | ◎(柔軟) | ○(100枚可/市場生地) |
| 大量生産適性 | △ | ○(〜1000枚) | ◎(1000枚以上) |
| サンプル〜量産スピード | △(工程分散) | ◎(即日調達可) | ○(物流に時間) |
| コスト(300枚時) | 高い | 中 | 中〜高 |
| コスト(1000枚時) | 高い | 中 | 最安 |
| 品質安定性 | 高い | 高い | 量産時◎/小ロット△ |
| 生地調達 | 在庫切れリスク | 市場で即日 | 量産時に専用発注 |
| 継続性の重要度 | ◎(優遇大) | ◎ | ◎ |
どれを選ぶべき?|
5つの質問で判断する

Q1. 初回ロット数は?
☒50〜100枚 → 韓国 or 国内
☒100〜300枚 → 韓国や中国
☒300〜1000枚 → 韓国 or 中国(納期次第)
☒1000枚以上 → 中国一択
Q2. 納期はどれくらい余裕がある?
●1〜2ヶ月 → 韓国
●2〜3ヶ月 → 国内 or 中国
Q3. 品質基準は?
●ハイブランド級 → 国内
●一般アパレル → 韓国 or 中国
●コスト重視 → 中国(1000枚以上)
●プチプラ級→ 中国(3000枚以上)
Q4. 自社に生産管理経験者はいる?
・いない → 国内 or 韓国
(OEM会社経由推奨)
・いる → 中国直接取引も可能
Q5. 継続して同じ工場で作れる?
☑作れる→ 品質が向上していく、
納期も優先される可能性大

この記事を書いたのは…
DESIGNLAB.(アパレルOEM専門/企画・生産・営業チーム)
企業ブランド様の小ロット〜量産まで対応。国内・韓国・中国の生産背景を理解し、最適な工場を選定します。
100〜300枚の企業ロット、SNSブランド、韓国系デザインも相談可能です。
▶︎ OEMの相談はこちら(DESIGNLAB.公式サイト)
DESIGNLAB.は国内の
アパレルのOEMメーカーです
企画提案から生産管理も行い、
お客様のかわりそれぞれのブランドの
意向にそった商品作りを
お手伝いしております。
国内、海外生産の生産管理、
営業をしてきたスタッフがおりますので、
海外、国内問わず安心した商品作りを
お求めでしたらぜひお問合せくだいませ

DESIGNLAB.はアパレル製品を中心とした
オリジナル商品つくりをサポートしております
相談にのります!
「そもそも
まず何から始めていいかわからない…」
という方は単発のご相談も
受け付けております。
製品量産20年以上の経験を積んだうえで
さらに
個人法人問わず専門知識がない方への
オリジナル商品量産サービス運営8年超え。
様々なお客様のお悩み相談を
受けてきましたDESIGNLAB.中の人が
お客様のご状況に合わせてお悩みに
お答えしますので是非お気軽にご相談下さい!
ご予約は↓こちらから!
オリジナル商品つくりをサポートしております
◆制作実績を見る→

◆お客様の声を見る→

◆自動お見積りフォームはこちら→

※実際のデザインや素材によってお値段は変わります
ホームページ

早速お問合せしてみる 24時間受付け中


| ☟お電話でのお問い合わせも受け付けております☟ |
| お客様専用ダイヤル |
| ☏ 03-6812-6913 |
| 受付時間 平日10:00~19:00(土日・祝祭日は除く) |
| 「デザインラボのHPを見た」とお伝えいただくとスムーズです |
| お気軽にお電話ください |








