国内と海外どっちがいい?アパレルOEMを依頼する前に知るべきコスト差と品質差【5分で判断】

アパレルOEMを検討する際、
最初に迷うのが

「国内と海外、
どちらで作るべきか?」

という判断です。
 

結論から言えば:

50〜100枚 → 韓国 or 国内
100〜300枚 → 韓国が最適 
        中国納期次第
300〜1000枚 → 韓国 or 中国
        (コスト納期次第)
●1000枚以上 → 中国一択

ただし、この判断には
「納期・品質基準・継続性」
という3つの変数が絡むため、
単純なロット数だけでは決められません。

 

こんにちは、
DESIGNLAB.(デザインラボ)です。

私たちは、
アパレルのOEM生産やODM、
生産ディレクションを含む
オリジナル商品作りの
トータルサポートのほか

韓国生地の仕入れ代行を行う
韓国生地しいれぺんぎんでりばり~
を運営しています。

アパレルOEMの現場から見てきた
オリジナル商品作りの情報を届けします。

 

この記事では、
実際のOEM現場の視点から
国内・韓国・中国の
“リアルな違い”を解説します。


目次

国内の縫製工場は、
生産キャパシティが限られるため、
小ロットは50〜100枚
現実的なラインです。

国内生産は工程が細分化されており、
刺繍・プリントなどが
一気通貫で進まないため、
全体の進行に時間がかかりがちです。

サンプル制作も1型ずつ丁寧に進めるため、
順番待ちが起きやすく、
急ぎの案件には不向きな場合があります。

200枚以上の案件は
工場側がスケジュールを組みやすく、
納期が安定しやすくなります。

これは国内工場が毎月の
「水揚げ(安定したロット)」
を重視しているためです。
 
国内生産のみで進めているブランドや
企業の仕事であれば、
国内生地メーカーや工場も
最短スケジュールで動くことは
もちろんあります。
 
しかし多くの場合は
順番待ちを覚悟して進めたほうが良いです。

国内生地は在庫が無い場合、
次の上がりまで2ヶ月以上待つケースも
珍しくありません。

生地メーカーも最小ロットがあるため、
小ロットブランドには
在庫生地での対応が基本になります。

工場は年間スケジュールで
動いているため、
継続的に依頼がある企業は
納期調整の融通が利きやすいです。

単発の案件よりも
継続して商品作りを行う企業ブランドには
圧倒的に対応がスムーズになります。


■ 小口対応がしやすく、
 日本より融通がきく

韓国はソウル市内に
小〜中規模の工場が多く、
小ロット生産に柔軟です。

100枚以下の案件でも、
嫌な顔をされずに対応してもらえる
ケースが多いのが特徴です。

■ 生地・付属を市場で
 即日調達できる

韓国最大の強みは、
市場で生地・付属をその日に買い付け
→即工場に届けられる点。

東大門市場を中心に、
生地から副資材まで
何でも揃う環境があるため、
サンプル・量産が早く進む
傾向があります。

■ 加工(プリント・刺繍)も
 近距離で回せる

工場・市場・加工業者が
地理的に近いため、
1つの案件を短期間で完結できます。

これが韓国OEMの「スピード感」を
生み出している理由です。

■ 大手グローバル企業の製品も
 請け負うOEM企業が存在

韓国は生地の品質面でも安定しており、
欧米大手アパレルブランドの生産も
多い国です。

日本の大手アパレルブランドが
韓国工場を使うケースも
珍しくありません。


中国でも100枚ロットは対応可能ですが、
小ロットの場合は
**「市場生地」を使うケースが多く、
品質のムラが出やすい**
という現実があります。

工場が本来求めているのは
1000枚以上の量産案件
 
小ロットは利益が薄いため、
対応の柔軟性は
工場ごとに大きく異なります。
3000枚がミニマムの工場も
多く存在します。

大量生産になると:
・生地を専用に織るため品質が安定
・単価が大幅に下がる
・ロス率が減る
・仕上がりのバラツキが少ない

これが、
企業ブランドの利益率が
最も高くなる背景です。

中国は糸・生地・付属などを
国内で大量生産しており、
価格変動が少なく、コストが読みやすい
のが特徴です。

為替リスクはありますが、
原材料調達の安定性では
世界トップクラスです。

国土が広く、工場・市場・付属屋が
地理的に離れているため、
材料調達や物流で時間がかかるケース
があります。

韓国のような即日調達は難しい状況です。

縫製設備・ライン数・人員などが
日本や韓国とは桁違いのため、
大量生産で特に能力を発揮します。

複数ラインを同時稼働できる工場も多く、
納期の短縮も量産時には可能です。

中国は
「外貨を稼ぐ輸出向け工場」と
「内需向け工場」で
品質が大きく異なります。

アリババ経由での直接取引も可能ですが、
貿易知識と品質管理経験がないと
失敗リスクが高いです。

経験のあるOEM会社を通すことを
強く推奨します。


項目国内韓国中国
小ロット適性△(50〜100枚)◎(柔軟)○(100枚可/市場生地)
大量生産適性○(〜1000枚)◎(1000枚以上)
サンプル〜量産スピード△(工程分散)◎(即日調達可)○(物流に時間)
コスト(300枚時)高い中〜高
コスト(1000枚時)高い最安
品質安定性高い高い量産時◎/小ロット△
生地調達在庫切れリスク市場で即日量産時に専用発注
継続性の重要度◎(優遇大)

50〜100枚 → 韓国 or 国内
100〜300枚 → 韓国や中国
300〜1000枚 → 韓国 or 中国(納期次第)
1000枚以上 → 中国一択

1〜2ヶ月 → 韓国
●2〜3ヶ月 → 国内 or 中国

ハイブランド級 → 国内
一般アパレル → 韓国 or 中国
コスト重視 → 中国(1000枚以上)
プチプラ級→ 中国(3000枚以上)

いない → 国内 or 韓国
     (OEM会社経由推奨)
・いる → 中国直接取引も可能

☑作れる→ 品質が向上していく、
     納期も優先される可能性大


DESIGNLAB.(アパレルOEM専門/企画・生産・営業チーム)
企業ブランド様の小ロット〜量産まで対応。国内・韓国・中国の生産背景を理解し、最適な工場を選定します。
100〜300枚の企業ロット、SNSブランド、韓国系デザインも相談可能です。

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企画提案から生産管理も行い、
お客様のかわりそれぞれのブランドの
意向にそった商品作りを
お手伝いしております。

国内、海外生産の生産管理、
営業をしてきたスタッフがおりますので、
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