アパレルOEMの小ロット生産の費用感・メリット|大手ブランドも使う少量生産の現実と成功のコツ

アパレル小ロットOEMは

小規模ブランドが
「少ない枚数でオリジナル商品を作れる」
というメリットがあります。

しかし「小規模ブランド向けだけ」
と思われがちですが、
実際には大手ブランドの商品構成の中にも
小ロットで作られるアイテムは存在します。

 
 
本記事では、
小ロットOEMの
メリット・デメリット、費用感、
そして大手の事例を交えながら
注意点を解説します。

  
  
こんにちは、
DESIGNLAB.(デザインラボ)です。

私たちは、
アパレルのOEM生産やODM、
生産ディレクションを含む
オリジナル商品作りの
トータルサポートのほか

韓国生地の仕入れ代行を行う
韓国生地しいれぺんぎんでりばり~
を運営しています。

アパレルOEMの現場から見てきた
オリジナル商品作りの情報を
デザイナーや新興ブランドの皆さんに
向けてお届けします。

目次

一般的に、OEM量産の最小ロットは
50〜100枚程度 から対応可能です。

工場は製品を1枚ずつ丁寧に手作業で
作っているわけではなく、

”量産”つまり
「効率的に大量に作ること」
を前提とした

設備で動いています。

例えば、
Tシャツを作る場合を考えてみましょう。

 

✅裁断用の大きな機械は、
 一度に何十枚もの生地を重ねて
 カットするように設計されています。

✅ミシン作業も「前身頃だけを縫う人」
 「袖だけを縫う人」というように
 分業で進みます。

そのため、少量しか生産しないと
「機械をセットする時間や
人員を配置するコスト」
が商品代に乗ってしまうのです。

 
つまり、
工場が効率的に動ける最小の単位
ロット数の基準になっており、
結果的に「50〜100枚から」
というラインが一般的に生まれています。

少ない資金でスタートできる

数十枚から作れるので、
初期投資を抑えつつ商品を形にできます。

在庫リスクを抑えられる

売れ残り在庫を大量に抱えるリスクが
少ないのは大きな安心材料。

テストマーケティングに最適

新しいデザインやカラーを
「まずは少量だけ」試すことで、
売れるかどうかを確認できます。

👎単価が高くなる

大ロットに比べると
1枚あたりの価格は約2〜2.5倍。
これは先述した
「工場の効率とコスト構造」が理由です。

👎工場によっては断られる

小ロット生産は利益が薄いため、
対応しない工場もあります。

👎納期が長くなる場合がある

小ロット案件は「大きな案件の合間」に
組み込まれることも多いため、
少し後回しになることもあります。

👎初期費用の割合が高い

パターン代やサンプル代といった
固定費は、ロット数に関係なく発生します。

小ロットは小規模ブランドのためのもの
と思われがちですが、
実は大手ブランドでも使われています。


以下大手ブランドの製品量産における
商品企画の分類分けです

  • S・Aランク:定番・売れ筋、大量生産(大ロット生産)
      
  • B・Cランク:トレンド重視、店頭映えアイテム、テスト販売用(小ロット生産)

大手ブランドの商品構成は、
S・A・B・Cのように
商品企画がランク分けされており、
BやCランクの商品は
店頭で目を引く企画商品として
小ロットで生産される
ことがあります。
  
小ロットOEMはどの規模のブランドでも
“商品構成の一部”として
自然に組み込まれているのです。
  
目を引く限定カラーや
シーズン限定品などは
戦略的に小ロットで生産
されているのです。

💮仕様はシンプルにする

小ロットの場合、
複雑なデザインや特殊加工を加えると、
どうしてもコストが跳ね上がります。
例えば「袖に異素材を使う」
「細かい刺繍を入れる」といった仕様は、
大量生産なら効率的に処理できますが、
小ロットだと準備や加工の手間が
そのまま1枚あたりの価格に直結します。
まずは無理のない範囲で
「ベーシックな仕様+少しのアクセント」
を意識するのがおすすめです。

💮定番型や既存パターンを活用する

ゼロから型紙を作ると、
パターン作成費用やサンプル費用が
大きな負担になります。
既にある「定番型」をベースに
デザインを調整
すれば、
初期費用を大幅に削減できます。
たとえば
「Tシャツの定番型を使い、
 首回りだけ変更」
「既存ワンピースの丈を短くする」
といった工夫です。

💮将来的な増産を見据えて発注する

小ロットで初回をテストし、
売れ行きが良ければ追加生産をする、
という流れが理想的です。
そのためには、
最初から「再現性のある仕様」
にしておく
ことが重要です。
特殊な材料や加工に依存すると、
増産時に同じ条件を揃えるのが
難しくなりがちです。

💮小ロットに強いOEM会社を選ぶ

工場によっては
「大ロットがメインで
 小ロットは片手間対応」
という場合もあります。
その場合、納期遅れや品質のばらつきが
起きやすいのが現実です。
小ロット専門の実績がある会社は、
サンプル対応や柔軟なスケジュール調整に
慣れているため安心感
があります。

💮大ロット商品とのバランスを考える
(工場との信頼関係維持)

もし同じ工場で大ロットと小ロットを
同時にお願いする場合、
小ロットだけを依頼し続けると
工場からの優先度が
下がる可能性があります。
大口案件がある時に合わせて
小ロットを発注する、
あるいは長期的な関係を見据えて
定期的に相談するなど、
工場との信頼関係を
維持する工夫
が必要です。

  • Tシャツ50枚:1枚2,500〜3,500円程度
     
  • 大ロットに比べて単価は高め
     
  • 小ロットは「挑戦と変化を可能にする戦略的アイテム」と考えると納得感がある
  • Q1: 小ロットは最低何枚から可能?
    50〜100枚程度が目安
     
  • Q2: 小ロットだと納期はどのくらい?
    工場によるが、標準納期より少し長くなる場合あり
     
  • Q3: 小ロット対応のOEM会社はどう探す?
    小ロットに強い工場や既存取引先を優先して探す

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