洋服を作る工程はたくさんあります。
もちろんすべてを知ってほしい
という気持ちはありますが、
少しずつでも知って興味を
もってもらえればと思っています。
「商品は作りたいけれど
わからないことが多い」
こんな質問をよくいただきます。
ものづくりをしたことのない方でも、
私たちの経験を生かしていただき、
ものづくりを楽しんでできるように
デザインラボはあります。
アパレル企業でたとえるなら
デザインラボのお客様の多くは
企画と仕入と販売を行う
マルチクリエイター
のような立場でしょうか。
デザインラボは企画を商品化する
生産部門のような立場です。
良いアイデアやデザインや企画は
製品化ができなければ
未来永劫、何も起こりません。
アイデアを形にして商品やサービスにして
世の中に出し、利用した人が喜んでくれて
初めて良いという評価になると思います。
オリジナル商品作りへの思い
だいぶ前の話になりますが、
DESIGNLAB.中の人が
アパレルの会社に入ったころに行った
新規開拓の飛び込み営業。
色々なお店の店頭に向かい
取引をお願いしながら回っているとき
そこでは生産者側では感じ取れない
リアルな店頭の状況が伝わってきて、
本当に多くの驚きがありました
営業担当としては
なるべく大きな商売ができるように
多店舗展開をしているチェーン店を
狙っていくのですが、
ついでに商店街の小さなお店などにも
足を運んだりもしました。
失礼な話ですが、
「こんな店がそんなに売れているの！？」
とか、一店舗しかお店がないのに
「そんなに仕入れるんだ…驚」とか
「お客様から人気があるんだな！」
「オーナーは独立して始めたんだ！」など。
いろいろな現場から伝わってくるリアルに
なかなか面白みがありました。
そして、
そういった小さなお店の店頭には
直接仕入れ担当のバイヤーさんがいて、
そういった現場（店頭での接客）を
体感しているバイヤーさんが
選ぶ商品は売れる商品が
たくさんあるんだなと感じました。
もちろん売れることを前提に考えた
商品だけではなく、
ただただ自分の好きな商品を
仕入れて販売している、
そんな店もたくさんありました。
チェーン展開しているお店に比べて
たとえ小さなお店で
大きくはない売り上げだったとしても
好きなことを追求して、好きな場所で、
自分のお店の独自性をだすことで、
お店が盛り上がっているのを見ると
本当に楽しそうだなと感じたものでした。
当時は既成の服を卸す仕事をしていたので、
このころから営業担当としてお客様に
「良い情報があれば伝えたい」
「既成の商品を仕入れるだけではなく、
それぞれの店に合う商品が作れれば、
他店と差別化できるのになあ」
と感じていました。
今はDESIGNLAB.で当時の思いを
実現することが出来ています。
オリジナル商品を作ること
オリジナルの商品作りは正直申しまして、
お客様のために特別に作るので
時間と費用もかかるのであまり
効率が良いと言えないところがあります。
ですが
オリジナル商品を作ることは、
かつての商店街の人気店のように、
たくさんの店舗がひしめき合う中でも、
自分だけの商品を持つことによって、
仕入れとは違う品ぞろえで差別化できたり
統一感を出し、また優位性をもつことができ
お店に価値をつけることができる
ひとつの方法だと思います。
オリジナル商品での喜び
DESIGNLAB.中の人の私事ですが…
実はアパレルでの仕事を楽しめないと
思ったことが何度かありました。
なぜなら、競合他社とのコストの競争や
クライアントからの無茶ぶり、無駄な要望、
一番最悪なのは熱のない商品作り・・・
仕事はストレスになると
おもしろくありませんよね。
でもデザインラボをスタートしてから
またあらためて
仕事が楽しくなってきました。
まだまだたくさんの目をキラキラさせながら
自分のオリジナル商品を作りたい
と言うお客様たちに出会えたからです
キラキラした目のお客様に
デザインラボで作ったオリジナル商品が
届いたと喜んでいただけることが
本当に楽しい毎日です。
いつもありがとうございます
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