長く続くアパレルブランドには欠かせない、【表に出にくい情報】売れ残り在庫処理ガイド!

実は在庫処理って、
やり方次第で
ブランド価値を守りながら
現金化できるんです。

 

ブランドを続けていくと、
必ずぶつかる壁があります。

それが「売れ残り在庫」です。

小ロットで作っても、
思ったより売れなかったアイテムは
必ず出てきます。
 
 
倉庫に積まれた段ボールを見るたび、
「このままでいいのかな…」
と不安になる。

そんな経験、ありませんか?

 

こんにちは、
DESIGNLAB.(デザインラボ)です。

私たちは、
アパレルのOEM生産やODM、
生産ディレクションを含む
オリジナル商品作りの
トータルサポートのほか

韓国生地の仕入れ代行を行う
韓国生地しいれぺんぎんでりばり~
を運営しています。

アパレルOEMの現場から見てきた
オリジナル商品作りの情報を
デザイナーや新興ブランドの皆さんに
向けてお届けします。

 

 
DESIGNLAB.では、
これまで多くのブランドさんの
相談に乗ってきました。

実は在庫処理って、やり方次第で
ブランド価値を守りながら
現金化できるんです。

 
今回は、経営初心者さんの
若いブランドオーナーさんにも
分かりやすく、
「在庫をどう処理するか」
の実務ポイントをまとめました。


目次

Q1. 売れ残った服は、
お金の計算上どうなるの?

A. 売れ残っている服は、
 まだ「資産」として扱われます。

つまり、
倉庫にある在庫は
「持っているもの」
としてカウントされるので、
売上にも経費にもなりません。

実際に売れたときに初めて、
売上と原価が計上されます。

例えば、
原価5,000円の服を8,000円で売ったら、

  • 売上:8,000円
  • 原価:5,000円
  • 利益:3,000円

こんな感じで計算されます。


Q2. 廃棄したら経費になるって本当?

A. 本当です。
 ただし条件があります。

例えば、

  • 保管中にシミがついて売れなくなった
  • 型が古くなって明らかに売れない

こういった理由で処分する場合、
その原価分を「損失(経費)」として
計上できます。

大事なポイント:証拠を残すこと

  • 廃棄した商品の写真
  • 何枚処分したか
  • なぜ処分したか(理由)

これらを記録しておくと、
後で税務署に聞かれても安心です。


DESIGNLAB.でお手伝いしている
ブランドさんでも、
「捨てるのはもったいない」
と感じる方が多いです。
 
でも、
実は次のシーズンに集中するための
「リセット」として、
とても大事な判断なんですよ。


Q3. 安く売ったら損するだけ?

A. いいえ、
 廃棄より損失は少なくなります。

例:原価5,000円の服を
  2,000円で売った場合

  • 売上:2,000円(現金が入る)
  • 原価:5,000円
  • 差額:3,000円の損失

確かに3,000円損しますが、
廃棄すると5,000円まるまる損失です。

それに、2,000円でも現金が手に入れば、
次の商品作りの資金になりますよね。


Q4. 「評価損」って何?

A. 「まだ在庫はあるけど、
 もう原価では売れない」
 ときに使う方法です。

例えば、原価5,000円で仕入れた服が、
流行が終わって
2,000円でしか売れなくなったとします。

このとき、帳簿上の価値を
5,000円→2,000円に下げて、
差額の3,000円を損失として計上できます。

注意点

  • 税理士さんに相談した方が安全
  • 在庫リストや写真、
    「値段が下がった証拠」を残しておく

DESIGNLAB.のお客様でも、
リブランディングのタイミングで
評価損を使って整理するケースがあります。
古い在庫を帳簿上すっきりさせてから、
新しいスタートを切るイメージですね。


1. 買取業者に販売

どんな方法?
売れ残りや型落ち商品をまとめて
業者に買い取ってもらう方法です。

メリット

  • すぐに現金化できる
  • 在庫がまとめて片付く

デメリット

  • 原価より安くなることがほとんど
    (相場は原価の10〜30%程度)

ポイント

  • 必ず記録を残す(何を・何枚・いくらで売ったか)
  • 複数の業者に見積もりを取ると、
    少しでも高く売れることも

業者さんは慣れているので、
スピード感があります。

「次のシーズンに集中したい」
というブランドさんには特におすすめです。


2. 商店街やロードサイドのショップで販売

どんな方法?
自社ブランドとは違う客層のお店で、
まとめて販売してもらう方法です。

メリット

  • ブランドイメージに影響しにくい
  • SNSに出さず「値段の力」で売れる

デメリット

  • 店舗を探す手間がかかる

ポイント
こういったお店は、
実は「ブランドが嫌がること」
をよく知っています。
 
だからあえてSNSに載せず、
静かに販売してくれるんです。

DESIGNLAB.でも、
いくつか信頼できるルートを知っています。
ブランドさんによっては「商品の墓場」
と呼ぶ方もいますが、
実はブランド側にとっても
ありがたいパートナーなんですよ。


3. 福袋・ハッピーバッグで販売

どんな方法?
過剰在庫を詰め合わせて、
セット販売する方法です。

メリット

  • 在庫を一気に減らせる
  • お客さんも「お得感」がある

タイミング

  • 年末年始
  • シーズンの切り替え時期
  • ブランド周年記念

ポイント
福袋は「処分」というより
「感謝セール」として見せることで、
ブランドイメージを守りながら
在庫処理ができます。

「今年もありがとうございました」
の気持ちを込めて、お得なセットにする。
そんな見せ方が自然です。


4. ネットショップやアウトレットで
値下げ販売

どんな方法?
自社のECサイトやアウトレットページで、
セール価格で販売する方法です。

メリット

  • ブランド価値を守りながら価格調整できる
  • 在庫の回転が速い

注意点

  • 値下げしすぎると
    「安いブランド」に見えてしまう
  • セール期間を明確にする


DESIGNLAB.のお客様でも、
「シーズン終わりに30%オフ」など、
計画的にセールを組んでいるブランドさんが多いです。


ターゲットが重ならないルートを選ぶ

例えば、
都内のセレクトショップで売っている
ブランドが、同じエリアの商店街で
激安販売していたら…

お客さんは混乱しますよね。

「あのブランド、
あそこでは8,000円なのに、
ここでは2,000円?」

こうなると、ブランド価値が崩れます。

だから、在庫を売るときは
ターゲットがぶつからないルート
優先しましょう。

記録を必ず残す

税務調査が入ったとき、
「在庫はどこに行ったの?」
と聞かれることがあります。

そのときに、

  • 何を
  • 何枚
  • いくらで
  • いつ売ったか

これが分からないと、説明できません。

ExcelやGoogleスプレッドシートで
簡単に管理するだけでOKです。

廃棄より現金化を優先する

もちろん、
どうしても売れないものは廃棄もありです。

でも、少しでもお金に変えられるなら、
そっちの方がキャッシュフロー(お金の流れ)
が良くなります。

次のシーズンの制作費、広告費、外注費…
すべて現金が必要ですよね。

DESIGNLAB.でも、
「捨てる前に一度相談してみてください」
とお伝えしています。
意外と、
売れるルートが見つかることもあるんです。


アパレルブランドの運営って、
「いい服を作る」だけじゃないんです。

  • どう売るか
  • 売れなかったものをどう処理するか

これも、立派な経営判断です。

在庫処理の基本

  • 売れ残りは「資産」として帳簿に残る
     
  • 廃棄すれば経費になるが、
    現金化の方がキャッシュフローが良い
     
  • 買取業者、商店街、福袋、アウトレット…
    選択肢は意外とたくさん
     
  • 記録を残すことが、後々の安心につながる

 

DESIGNLAB.は、
アパレルOEMの現場を

長く見てきたからこそ、
こういった

「表に出にくい情報」も
お伝えできます。

ブランドを大事にしながら、
うまく在庫を処理していく。

そのバランス感覚が、
長く続くブランド作りには

欠かせません。


DESIGNLAB.に是非
「こんなこと聞いていいのかな?」
と思うような小さな悩みでも、
お気軽にご相談ください。

現場を知っているからこそ、
リアルなアドバイスができます。

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企画提案から生産管理も行い、
お客様のかわりそれぞれのブランドの
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営業をしてきたスタッフがおりますので、
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