2025年、
地球温暖化の影響がさらに顕著になり、
季節の変化や気温の上昇が
ビジネスに大きな影響を与えています。
特にアパレル業界では従来の
秋冬商品企画が通用しにくくなっており、
新たな戦略が必要な時代が到来しています。
気候変動は、アパレル業界のみならず、
さまざまな業界の商品戦略に
大きな影響を与えています。
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こんにちは、
DESIGNLAB.(デザインラボ)です。
私たちは、
これからアパレル事業を始める方や
新展開を目指す経営者の皆様を対象に、
OEM生産やODM、生産ディレクション
を含むオリジナル商品作りを
トータルサポートしています。
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この記事では、
地球温暖化の影響に対応した
新しいビジネスチャンスを掴む方法と
商品作りのポイントをご紹介します。
地球温暖化とアパレル業界
2024年1月6日、気象庁は
2023年の日本の平均気温が、
平年値(1991年~2020年の30年間平均)を
1.48度上回り、
1898年の統計開始以来、
過去最高を記録したと発表しました。
特に夏(6月~8月)と秋(9月~11月)
の気温は過去最高タイとなり、
地球温暖化の影響が顕著に表れています。
月別では
4月、7月、10月も過去最高を記録し、
気候変動が私たちの生活や
ビジネスに与える影響は無視できません。
気候変動は、
私たちのライフスタイルや
消費行動そのものを変えつつあります。
例えば、
夏の猛暑日が増える中で、
UVカットや接触冷感機能を持つ衣料品が
年間を通じて需要を伸ばしています。
また、春や秋の期間が短くなることで、
季節を問わず使える多機能商品が注目されています。
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このような気候変動は、
アパレル業界のみならず、
さまざまな業界の商品戦略に
大きな影響を与えています。
特に季節性の高い商品を
扱うビジネスでは従来の販売計画が
通用しなくなりつつあります。
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例えば、
冬物アウターの需要は年々減少し、
代わりに軽めのジャケットや
多機能素材を使ったアイテムが
主流となっています。
大手アパレル企業では、
冬物アウターの仕入れを80%削減し、
在庫リスクを
最小限に抑える戦略を取ることで、
売り切れを成功させた事例もあります。
また、11月に入るまで
全く防寒のアウターの反応がなく、
気温が急激に下がった11月に
ようやく売れはじめ、
11月後半12月上旬で
ほぼ売り切れてしまったという話もあり
本来であれば、販売開始の売れ行きの
初速を見て追加生産が出来ていたはずが、
早い段階で売れる量がわからず
追加ができずアウターを売り逃した
ブランドさんも多かったようです。
秋の立ち上がりに購入したジャケットでも
12月迄過ごせるような気温になったため
反対にフェイクレザーのジャケットや
オーバーシルエットのジャケットが
12月まで売れ続けていました。
冬物のアウターは中綿のパフジャケットや
キルティングのアウターが最終的に売れ、
売り切ったところが
たくさんあったのではないでしょうか。
ここ数年、アウターを本格的に進行する
ブランドが少なくなり、
型数や生産数量も
へってきている傾向にあります。
街ではアウターの展開が多い
アウトドア系のブランドのものが
あふれているようにも感じます。
冬物アウターの生産計画は、
通常、夏の間に決定されます。
しかし、
近年は気候変動の影響で、
短期間しか売れないアウターを
大量に生産することは、
大きなリスクとなっています。
気温上昇は冬物だけではなく
そのほかのシーズンにも大きな影響があります。
春や秋が
短く感じられるようになってきました。
4月から真夏日があり
7月猛暑日が10月まで続く気温高。
夏が3回くらいあるような気候です。
猛暑の日は、今までの
半袖短パンのような服装よりも
長袖、フルレングスのパンツ
のようなスタイルのほうが
強い日差しや照り返しなどが
防ぐことができ
涼しく感じるくらいです。
そのため
長袖シャツや羽織ものは
春夏を通して売れ続けていました。
UVカットや接触冷感のような
機能素材の製品もこの数年
夏の定番になってきています。
春のアウターから
UVカットの素材にしたり
撥水加工の生地に変更したりと
夏の期間も使えるようなものにする
ブランドも増えてきました。
アパレルブランドの
従来のMD計画が
通用しなくなってきています
気温が1.48度上がるだけで、生活や服選びはどう変わる?
「たった1.48度の上昇」と聞くと、
大した変化ではないように
感じるかもしれません。
しかし、この気温の差は
私たちのライフスタイルや服選びに
大きな影響を与えます。
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例えば、春や秋が短くなり、
夏と冬の気温差が縮小することで、
これまでのような
はっきりとした季節ごとの服の入れ替え
が減少します。
具体的な変化を見てみましょう。
1. 冬でも厚手アウターを着る日が減少
以前であれば
11月〜2月にかけて活躍していた
ダウンコートや厚手のウールコートは、
今では着る機会が限られます。
代わりに、軽めのアウターやインナーで
調節できるアイテムが主流に。
- ダウンコートは短期間しか売れず、
売れ残りリスクが高まる
- 重ね着やライトアウターの需要が増加
2. 夏が長引き、機能素材の需要が拡大
気温が高い日が増えることで、
夏物アイテムは
6月から9月の初旬まで長く販売
されるようになります。
UVカットや接触冷感素材、速乾Tシャツは
もはや春夏の定番であり、
通年で求められることも
珍しくありません。
- 冷感機能や防虫加工素材の需要が拡大
- ノースリーブや薄手アイテムの
販売時期が長くなる
3. 季節感を感じさせるアイテムの工夫が必要に
気候の変化により、
季節の境目があいまいになっています。
これまでは秋冬らしさを演出していた
厚手のニットやウール素材も
夏日もあるような近年の秋のはじめには
需要が出にくいため
季節感を表現しにくく、デザインで
秋冬らしさを出す工夫が求められます。
- フェイクレザーやシャギー素材など
「表面感のある素材」がトレンドに
部分使いなどもおすすめ - カラーや柄で季節感を演出する工夫が重要
4. 消費者の服選びが実用性重視に
気温の変化に対しての
生活上での快適さを求め
消費者は見た目だけでなく、
実用性や多機能性を重視
するようになってきています。
ファッション性に加えて、
軽量、防風、撥水、冷感などの
付加価値がある商品が
選ばれる傾向が強まっています。
気温がわずか1.48度上がるだけで、
これほど多くの変化が
私たちの生活に影響を与えるのです。
この変化に適応した商品作りが、
ビジネスの成長と競争力の
向上につながります。
続いて、
温暖化時代の商品作りの
具体的な戦略についてご紹介します!
【ここ重要】温暖化時代の商品作りのポイント
- 春物商品
アウターは長期的に販売できるような
素材とデザインにしていくことは
かなり重要かと思います。
春物として、
梅雨対策や日よけ対策を兼ねた
撥水・UVカット素材のアイテムが
需要を伸ばしています。
これらの商品は、春だけでなく
夏まで長期的に販売できるため、
在庫リスクを軽減できます。
☞企画決定は1月上りを目指して、
遅くとも10月までには進行を
完了させましょう。
- 夏物商品
早い段階から夏物の展開をする。
夏の期間を継続的に販売できる
企画を行いつづける。
真夏の猛暑に対応するため、
冷感接触や速乾、
UVカット機能を持つ素材が必須です。
☞これらの商品は3月に揃える
ことを目指し、量産は12月までに
開始するのが理想的です。
ちなみに平均気温が上昇すると
蚊やダニが活動する範囲や期間が
長くなるそうです。※
※https://www.env.go.jp/earth/ondanka/pamph_infection/full.pdf環境省「地球温暖化と感染症」より
これから防虫加工素材も増えてきそうです。
毎年問い合わせの件数が増えております。
新たなビジネスチャンスとして
検討してみてはいかがでしょうか。
- 秋物商品
トップスは秋素材夏型の商品。
アウターは12月まで売れるような
素材でつくる。
9月後半から12月まで売れる
トレンド素材を活用したブルゾンや
ジャケットがおすすめです。
フェイクレザーやボア、シャギー素材
を使ったアイテムは、
冬まで長期的に販売できるため、
在庫リスクを軽減します。
☞企画決定は6月上旬、
納品は8月中旬を目指しましょう。
- 冬物商品
冬物アウターは、
11月後半から12月にかけて
瞬間的に需要が高まります。
その期間で売り逃しをなくすように
手配することが重要です。
そのため、
10月後半までに商品を
揃えることが重要です。
☞企画決定は5月~6月に行い、
早期に進行を開始しましょう。
アパレルブランドさんにとっても
温暖化は生活感の変化によって
売れ方も変わり、
そのため商品作りの計画の見直しが
必要になってきています。
オリジナル商品作りで新たなビジネスチャンスを掴む!
気候変動は確かにビジネスに
大きな影響を与えますが、
同時に新たなチャンスも生み出します。
消費者が求める
機能やデザインを的確に捉え、
時代に合った商品を提供することで、
競争力を高めることが可能です。
DESIGNLAB.では、
1からこだわりの
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デザイナー、パタンナー、
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温暖化時代に対応した商品作りや、
新たなビジネスチャンスの創出に
ぜひご活用ください。
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DESIGNLAB.は国内の
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