商品作りのとき、
生地選びで悩んでしまうことが
あると思います。
今回は生地選びのときの参考になれば、
と思い…デザインラボ的!
コスパ、高見え素材など
おすすめの素材のご紹介です。
ブランドイメージによって、
商品の企画される方の素材へのとらえ方が
あるとおもいますので、参考程度に
目を通していただければと思います
生地は大きく二つに分かれます。
布帛の素材
縦と横の糸で織られているもの
ジャージ素材
編んで作られているもの
この2つの中でもそれぞれ、さまざまな
種類の糸から作られており
本当にたくさんの生地があります。
デザインラボでは
今まで年間で平均約1000型以上の
商品を作ってきましたが
本日のBLOGはその中でも特に使いやすく、
高見えする素材の紹介になります
新企画や商品の素材替えをお考えのお客様に
これからの商品作りにおいての
参考にしていただければと思います。
❖高密度素材
生地は細い糸で織られているものや、
また編まれている生地のほうが値段が高く、
質が良いものと言われております。
軽くて薄くてハリのあるもの。
綿の生地でしたら、細番手とか
高密度とよばれるもの
生地の名前で言えば、
綿サテン、ダンプ、タイプライター
と呼ばれる生地です。
軽くて、ハリがあり、
それでいてしっかりしているので
アウターにも使える素材です。
春先や初秋の時期のシャツワンピースや
ブルゾンなどに使いやすい生地です。
❖二重織り
ポリエステル混の生地では
二重織り(ダブルフェイス)といわれる生地は、
ハリ感、厚みがあり、透けないので
パンツやワンピースの素材として使われる
ことが多く安定感のある素材です。
オンのスタイルとオフのスタイルでしたら
オンスタイル寄りの生地なので、ワンピース
やスカートやパンツなどのキレイ目の商品を
作る方にはお勧めです。
❖TR素材
ポリエステル×レーヨンの混率の生地
(TRなどと呼ばれます)。
ポリエステルのほうが高混率の生地は
取り扱いも簡単で、キレイ目素材としては
定番です。
薄いものでシャツやスカートなど、
テーラードジャケット、テーパードパンツ、
スーツやセットアップなどに
使いやすい生地です。
ポリエステル素材の軽く、安定感ある繊維
とレーヨンの落ち感とマットな感じが
ポリエステルの光沢をおさえて
高見えする生地です。
ちなみにTはテトロンのTで
ポリエステル素材の商標名です。
T/Cは綿とポリエステルの
混紡素材のことです。
❖ポンチ
二重織りのジャージ素材の中でポンチと
よばれている生地は、
ストレッチ性とハリが程よく、しわに
なりにくいので、キレイ目な商品には
相性の良いジャージ素材です。
タイトスカート、ワンピース、パンツ
などに良く使われます。
大人カジュアルなワンピースや、
ジャンスカなどにもつかわれます。
子供服のワンピースを作ると
キレイ目な子供服が出来上がります。
ジャージのポンチは仕立て映えします。
いろいろな素材で作られていますが
綿ポリエステル系のものはTシャツ系の
トップス、ポリエステルレーヨン系
アクリル系のものはワンピースや
ジャケットなどに使われることが多いです。
レーヨンの混率の高いものは
二重織りの生地になると重量があるので、
大きい面積(ロング丈のもの)で
使用することは避けたほうが良いです。
❖麻 海外の麻素材
麻の素材は安定的な人気があります。
ナチュラル系のブランドさんからは
絶大な人気の素材です。
麻、綿麻、麻レーヨンなど。
天然繊維ということで、
暑い時期には涼しくなる素材なので
最近では亜熱帯気味の気候になってきた
日本にとって、夏だけではなく、
夏を中心にシーズンをまたいで使っても
違和感のない息の長い素材になっています。
麻レーヨンはピリング(毛玉)が
できやすいので使い方に注意です。
日本で流通している麻の素材は
少々お値段が高いものが多いので、
海外の麻素材をおすすめします。
❖機能素材
機能素材は商品化した際に
セールスポイントを作りやすい生地です。
撥水や速乾、UVカット、ウオッシャブル、
虫よけ・・・いろいろな機能があります。
高い値段の生地もありますが、
お手頃な生地もあります。
海外の生地も機能を備えた生地は
たくさんあります。
海外の生地ではクール素材が人気です。
パンツなどひんやり感じる生地があります。
企画の一つに入れてみては
いかがでしょうか。
ちなみにUVカットの機能ですが、
ポリエステルの生地は、
加工されていなくても素材の特性として
ほかの素材にくらべて紫外線を遮断する
効果が高いそうです。
❖プリント生地
流行がミニマリズムやシンプルイズムなので
最近はプリントの商品を着ている方が
ほんの一部の方になってきました。
プリントは好みが大きくわかれるのですが
良いプリント生地があれば、商品に
使ってみるのもおもしろいですね。
デザインラボでは、
プリント生地の図案をご用意いただければ、
オリジナルのプリント生地を作成できます。
布帛生地では小ロットで手配可能です。
プリント生地はブランドの特徴を
出しやすいのでトライする
価値のある生地です。
❖ポリエステル生地
ポリエステルの生地は安価で安定感があり、
イージーケアの商品が作りやすい生地で
日常の生活がご多忙な方々にとっては
ありがたい素材です。
高見えさせるためにポリエステルの生地で、
表面変化があるものや、
綿のように見えるものなど
探してみるのもよいかもしれません。
安価な生地を上手に使う
安い生地を上手に使うことが
できるようになれば、
利益を出しやすくなります。
安い生地であれば、
生地のボリュームがある商品を作っても
コストは抑えることができます。
安価なレースやシーチングといわれる
綿の生地、チュール、シフォンの生地を
上手につかって、デザインで価値をつけ
原価率をおさえて販売したり、
裏地に使える生地で製品を作ったりなど。
ただし、上手に使わないと
かなりチープに見えるので注意が必要です。
裏地という名前を付けられているだけで
実は普通に表生地として使っても
何の問題もない生地はたくさんあります。
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生地は、いろいろ触ってみる機会をつくる。
町の切り売りの生地屋へ行ったり、
いろいろな商品をあつかっている
セレクトショップさんや百貨店へ行く。
好きなブランドだけでなく、
すこし自分のブランドよりは
ターゲットの年代が上と思うような
お店を見に行くのも
生地を見るうえでは面白いです。
かつてミセス向けのブランドでしか
使われていなかった生地にフライス
という生地があったのですが、
そのフライスを使って十代向けの
商品に使ったところ伸びる素材感がうけて
大ブレイクしたことがありました。
今ではヤングブランドでも使われている
さまざまな合繊素材も、実はかつては
ミセスのブランドでよく使われている
素材だったりします。
サテンのブラウスがある時を境にものすごく
売れるようになって生地が広まったり、
いろいろと見たり触れたり
していくことによって発見が生まれます。
生地をたくさん見ることは、
デザインの引き出しがかなり多くなります。
アイデアに詰まったときは、
お出かけするのもいいかもしれません
自分のブランドのイメージにあう定番素材、
安定感、安心感のある素材を見つけて
ファンの方に喜ばれる定番デザインの商品が
増えていくと、売上も安定していきます。
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